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イタリア駐中国大使が徐家匯蔵書楼を見学に訪れる

 

  イタリア駐中国大使として新たに赴任したマッシモ・アンブロセッティ氏、イタリア駐上海総領事のティツィアーナ・D・アンジェロ氏ら一行5名が、2023年6月10日午前10時30分に上海図書館徐家匯蔵書楼に訪れました。それに対し、上海図書館館長である陳超氏が、蔵書楼の入口でアンブロセッティ氏らを出迎え歓迎しました。

 

 

 

  蔵書楼の責任者である徐錦華氏はアンブロセッティ大使ら一行に、蔵書楼の1階ロビーに掛けてある「三十年代徐家匯鳥瞰図」や2階の閲覧室にある19世紀中期のイエズス会による2枚のレリーフ、大書房室の蔵書概況や関連する文献6種類を紹介しました。その中には、「中華箴言(論語)」、「中国新図誌」、「中国図説」、「中国賢哲孔子」、「中国文化教程」そして「許太婦人傳略」が含まれます。

 

  2階の閲覧室を訪れた際に、陳超館長はアンブロセッティ大使に、フェイクシープスキン素材の白い箱に収められた、徐家匯蔵書楼のハードカバー蔵書カタログを贈りました。アンブロセッティ氏は陳超館長のもてなしに感謝の意を示し、とりわけ蔵書楼の建築や蔵書に対して感慨深さを感じた様子でした。双方は、今後の中国と西洋の文化交流に触れ、所蔵作品について更なる協力関係を進展させることを確認し合いました。