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フランス駐上海総領事ら一行が徐家匯蔵書楼に訪れる
2023年11月17日の午前に、上海図書館館長の陳超氏は徐家匯蔵書楼で、フランス駐上海総領事であるジョアン・ヴァラドゥ氏ら一行15名を出迎え、蔵書楼1階の展示ホールで交流を図りました。「利氏漢法辞典」の紹介ビデオの鑑賞後に、フランス人である中国歴史学会(SHFC)主席のデビッド・モーリゾットは、その辞典をジョアン・ヴァラドゥ総領事へ贈呈しました。
陳超館長はヴァラドゥ氏に対し、初めて徐家匯蔵書楼に訪れる機会を設けてくれたこと、ゲストらが訪れてくれたことに歓迎の意を表明しました。陳館長はさらに、徐家匯蔵書楼は上海図書館における西洋語古書の所蔵場所として、中国および西洋の文明が融合し理解し合うのを助けるという責任を負っており、同図書館はフランス駐上海総領事館が中国およびフランスの国交60周年を迎える際には、両国文化の交流をメインとしたイベントを開催したい旨を伝えました。ヴァラドゥ総領事は、中国とフランスは共に歴史ある文化大国であり、徐家匯蔵書楼が上海に住むフランス人にとってとても意義あるものだと述べ、来年は中国およびフランス国交60周年ゆえ、双方が手を取り合いながら友好関係を深める面で、互いに努力を払い貢献すべきであることについて語りました。
この交流イベントの後、陳超館長はヴァラドゥ総領事ら一行を率い蔵書楼を見学し、蔵書楼の責任者である徐錦華氏が見学案内と解説を行いました。ゲストらとの別れの前に、陳超館長は上海図書館を代表して、ハードカバーで製本された徐家匯蔵書楼の目録をヴァラドゥ氏に贈呈し、今後も機会があるなら上海図書館東館へ訪れてほしい意向を示しました。