2022年8月31日、第9回「上海図書館版画デー」シリーズ展覧会が上海図書館第二展覧ホールで開幕しました。今回の展覧会には、2022上海版画年度選出作品展および2022上海図書館版画作品所蔵展が含まれており、それぞれ30作品と64作品が展示され、3つの評議委員会選出作品も出展されています。
今年の作品は、これまでより多い中国国内の省や市から送られてきており、作品テーマも今まで以上に多様です。作品の募集期間中に、14の省や市から101の作品が届けられ、その内上海市の姉妹省市からの作品が40%を占めました。さらに全体の68%が美術系の大学や大学院の教師や生徒らによるもので、青年層から中年層による制作者が全体の74%を占めました。このように、作品が中国の様々な地域から送られてきており、青年層から中年層の制作者が版画創作とその振興に活発に関わっていることが明らかになりました。同時に、上海図書館の版画の分野における働きかけにおいても、中国国内の広い範囲で一定程度の影響力を持っていることが分かります。
中国優良伝統文化における創造性の転換や発展を押し進めるため、この時代特有の精神力をもって当該文化の生命力を活性化してゆくことは、図書館の責任であり行うべきサービスと言えます。上海図書館の版画プロジェクトはこの先も続けられ、この面における発展の機会を積極的に開拓してゆき、優秀作品を広く募ることに真剣に取り組み、読者のために精神性に富んだ豊富な糧を提供していきます。
上海図書画出版社が発行する「2022上海版画」写真集セットは、近日中にリリースされます。
「2022上海図書館版画デー」シリーズ展覧会
2022上海版画年度選出作品展
2022上海図書館版画作品所蔵展
展覧期間:2022.8.31(水曜日)-9.4(日曜日)9:00~16:30
場所:淮海中路1555号 上海図書館第二展示ホール