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新型コロナウイルス肺炎流行期間中、上海図書館オンライン読者の人数が大幅に増加
2022年3月から5月にかけ、上海図書館オンライン読者の人数が大幅に増え、同図書館のポータルサイト(z.library.sh.cn)へのアクセス数は、去年の同時期よりも331万件多い670万件となりました。
新型コロナウイルス肺炎の流行により、2022年3月10日から臨時休館となって以来、上海図書館は積極的にオンラインでのイベントを展開することに加え、豊富な学術資源をリモートで利用できるよう取り計らってきました。版権による制約を受けていたため、同図書館のデジタルバンクに収められている一部の学術資源の閲覧に関しては、これまでは直接図書館に足を運ぶ必要がありましたが、今年の新型コロナウイルス肺炎流行期間は、ビッグデータバンクを管理する機関との交渉により、リモートで当該データへアクセスする権限を受けることができた結果、サイトへのアクセス数が増加しました。海外資料のデータバンクには専用アクセス形式が設置され、デジタルバンクのリモートアクセス数や用いられたアクセス形式は全体的に増加し利便性もアップしました。試用されたデジタルバンクは併せて30で、上海図書館の読者カードを取得していれば、無料でそれらにアクセスすることができます。
統計上、利用量という単純な観点から見ると、読者が最も多く訪れたデジタルバンクは中文総合デジタルバンクで、「読秀」、「万方」、「維普」などへのアクセスです。ただ、読者は一般的に言って一つのデジタルバンクを検索するだけでなく、よくある総合的なデジタルバンクから情報を入手し、細分化された学問資料を統合するため、4つから5つのデジタルバンクから資料を取得することが一人の読者が行なう通常の入手方法と言えるでしょう。