2022年11月30日午前9時、上海図書館東館7階会議室で、中国駐モントリオール領事館、上海外事弁公室、上海市文化・観光局、そして上海図書館の共催による、カナダのパートナーであるジーン・フランシス・レピーヌ氏が、往年の「人民日報」文献資料を上海図書館へ寄贈するセレモニーが執り行なわれました。この寄贈式典に参加した中国側の代表は、中国モントリオール総領事館総領事の張珩代氏、上海市政府外事弁公室副主任の貝兆健氏、上海市文化・観光局副局長の金雷氏、上海図書館館長の陳超氏で、カナダ側の代表は、駐上海カナダ・ケベック州事務室主任のミッシェル・コンスタンティン氏および寄贈者のジーン・フランシス・レピーヌ氏でした。
張珩代総領事およびジーン・フランシス・レピーヌ氏は、ビデオ会議の形式で、上海図書館東館に集ったゲストらとオンラインによる交流を行いました。張珩代総領事、貝兆健副主任、ミッシェル・コンスタンティン主任、金雷副局長らは順番にあいさつし、今回の寄贈イベントが円滑に進むために、双方それぞれによる協力やサポートが必要であることについて述べました。陳超館長は、上海図書館がこれまで上海市とモントリオール市両者の文化的な交流イベントに積極的に関わり、「上海ウインドウ」をモントリオール市に設立しただけでなく、「魅力の上海」文化展覧会を同市で開催したことについて触れ、さらに、ジーン・フランシス・レピーヌ氏が寄贈した資料は、上海図書館の貴重な財産となり、来館者の幅広い層に対し優れたサービスを提供できることについて述べました。
中国駐モントリオール総領事館のジーン・フランシス・レピーヌ氏は、同氏のために準備された寄贈セレモニーを見て感激し、これまで上海で行った仕事についてのエピソードを思い起こしながら語りました。そして、自分が上海駐在中の記者として活動した時に購入し、6つにまとめられた1949年、1966年、1977年の「人民日報」にまつわる興味深い話に触れました。同氏は、このような独特な方法で、自分が目撃した当時の中国および上海の発展や成功についてシェアすることを希望していることについても話しました。これらの雑誌には、重要で記念として残る価値ある意義があり、ジーン・フランシス・レピーヌ氏が上海で活動していた時のことだけでなく、上海市とモントリオール市の間に、非常に厚いパートナー関係があったことも物語っています。
道は険しくとも、前進し続ければ目標に達し、たゆみなくあるなら、未来に希望が持てる。中国およびカナダ双方の努力と協力により、互いの更なる輝かしい未来を、連携しながら創造できることを確信しています。