2022年12月13日、上海市人民政府外事弁公室、上海市住房城郷建設管理委員会、上海図書館が共同で主催した「2022年版『上海マニュアル』プロモーションイベント」が、上海図書館東館で執り行われ、各国の上海に駐在する総領事館の代表者らが招待を受け出席しました。
「上海マニュアル」は、「上海マニュアル‐21世紀の持続可能な発展を遂げる都市ガイド」という正式名称で、選抜された各国の都市における経済、社会、環境、文化そして整備などの分野において、持続的な発展を遂げるための優れた事案を生み出す目的があり、都市の管理者やプランナー、その他の関連する業務に携わる人員に政策の提案や実践ガイドを提供します。2011年以来、上海市や国際連合人間居住計画、国際展覧局は、「5年の要約、毎年報告」をモデルに共同で「上海マニュアル」を編さんしています。
伝えられるところによると2022年版マニュアルは、今年の世界都市デーの主要イベントおよび第二回持続的発展可能な都市世界大会の重要な成果として、10月31日の大会開幕セレモニーで、国際連合人間居住計画の事務局長であるマイムナー・モハメド・シャリフ氏が初めて発表しました。最近、上海市市長である龔正氏は公告を出し、上海全市の各級部署、友好姉妹都市、外交関連機関に対し2022年版マニュアルの推薦活動を行いました。
今年の「上海マニュアル」のテーマは、「持続可能な発展を目指すローカリゼーション」です。2022年版「上海マニュアル」専門チームの首席代表であり上海図書館研究員でもある楊栄斌氏は、今年入選した経済、社会、環境、文化および整備の5分野において代表となったベトナムのハノイ、メキシコのモンテレイ、カメルーンのミナワオ、中国の上海、米国のロサンゼルスの5か国を挙げました。同氏は、「上海マニュアル」にある一つひとつの事例は全て、その都市物語を伝えるものであり、解決方法の戦略実施過程を還元し、学者たちがそれぞれの事例に基づく経験を深く分析することにより、都市を整備する人員に対し成功を遂げる理念や回避できる教訓を伝えるのに有益となることについて語りました。「上海マニュアル」は、イノベーションや計略的情報を展開する都市の優れた実践方法を提示しており、美しい都市の整備事業における情報をより一層広範囲にシェアし、皆が一緒に発展していくために資することでしょう。