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中国図書館だより
中国で初めてとなる空港図書館がオープン

  世界で最もポピュラーな場所―北京大興国際空港がさらにリニューアルしました。2021年7月、首都図書館大興空港分館が当該空港内に新設され、単独のテナントスペースとしては空港内で最大の面積を有するエリアとなりました。中国で初となる空港図書館は年中無休で運営し、開館時間は朝8時から夜8時までで、各種の手続きや図書貸し出し、他館での返却、デジタル資料テーマバンクを利用した無料閲覧などを可能にしており、非常に便利な施設となっています。
 首都図書館と大興空港のコラボレーションによって実現した首都図書館大興空港図書館分館は、中国国内初の空港内における公共図書館であるだけでなく、今のところ空港内に敷設されている図書館の中で最も大きな図書館であり、多彩なサービスを受けることができるポイントでもあります。例えば、以下の特長を有しています。
 初めて空港内で貸出サービスを提供する図書館
 初めて空港内でスマホ貸出サービスを提供する図書館
 初めて空港内で他館での返却を可能にした図書館
 初めて空港内でバーチャル職員がサービスを提供する図書館
 初めて空港内でロボットによる書籍探しができる図書館

  異なる地域へ赴く旅行客のニーズを踏まえ、この図書館には二つ別れたスペースが用意されており、サービスを受けるために開放されているエリアの敷地面積は500平方メートルあります。その中に、アート、伝記、北京情報、外国語、文学、観光といったカテゴリーに分かれた書籍棚があり、3500冊余りの書籍が並べられています。加えて、スマートサービスがこの図書館の特色となっており、入り口に設けられているインタラクティブパネルを通し、フライトのダイヤや天気の実況などの情報を得ることができます。さらに、館内の案内ロボット「小図」が、読者のサポート係として閲覧したい書籍探しを手伝ってくれます。このように、とても開放的なこの図書館により、フライトを待つロビーで読書体験を満喫することができます。
 首都図書館大興空港分館はこの先、市民音楽ホール、新書シェアイベント、親子読書会などの場として、空港利用者がオリジナリティあふれるイベントを楽しめるよう大いに活用されることでしょう。

資料の出典:https://mp.weixin.qq.com/s/tYU4ahv039CN7297_vwtRg
https://www.takefoto.cn/viewnews-2531995.html