7月8日の午後、傳瑩氏自筆原稿寄贈セレモニーが上海図書館で執り行なわれました。傳瑩氏は、自身の著作による一部の原稿およびサインをしたためた著作を上海図書館に寄贈し、上海図書館理事会副主席である楊咏梅氏が、上海図書館を代表し寄贈された著作を受け取ると共に、寄贈証書を傳氏に手渡しました。
傳瑩氏が今回寄贈したのは、「大使衣橱-外交礼儀之旅」から校訂された一部、および「大使衣橱-外交儀礼之旅」、「看世界2-百年変局下的挑戦和選択」、「SEEING THE WORLD(<看世界>英語版)」、「我的対面是你-新聞発布会背後的故事」、「看世界」、「在彼処-大使講演録」の、サインがしたためられた著作です。
楊咏梅氏は、上海図書館を代表して傳瑩氏の寄贈に感謝の意を表し、傳瑩氏が「看世界2」の中で記した「未来の光は守るべきものです。私たちには、楽観的な見方と信じる力を失ってよい理由などありません。私たちに必要なのは、期待を抱き続ける事であり、中国におけるサクセスストリーを書き続ける事が求められています。それには、協力し合って成功へと導いたストーリーなどが挙げられますが、これこそが、世界のこの先に光を灯すものとなるのです。」という一文が、図書館の職員たちに大きな励みを与えたことについて触れました。そして、公共図書館も、「中国におけるサクセスストーリーを書く」プロジェクトに参加するべきであり、中国の優れた文化を継承また発展させ、ゆくゆくは世界全体の発展や進歩となるよう力を尽くしたい、というメッセージを伝えました。
傳瑩氏は、中国外交部アジア局局長を務めたことがあり、フィリピン、オーストラリア、英国でそれぞれ駐在大使となり、外交部副部長という職責も果たしました。第十二回と第十三回全国人民代表大会に参加した際には、第十二回全国人民代表大会プレスカンファレンスおよび外事委員会主任委員を務め、第十三回全国人民代表大会外事委員会副主任委員としての役割も果たしました。