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中国図書館だより
スマート図書館が次世代技術の運用スポットを探る

  中国国内の図書館におけるスマートサービスが幅広く受け入れられている昨今、さらに進化した次世代技術の運用スポットを開拓する動きが、図書館などの公共文化サービスの領域で着々と進められています。
 2020年9月に開館スタートとなった江西省図書館の新館には、初月に20万1,279名の来館者が訪れ、貸出エリアのスマート書架節電クエリ実行時間、読者スマート貸出エリア、RFIDスマート図書分類システム、VR視聴空間、スマートパノラマといった設備を通し、科学技術の醍醐味やリアルな体験を楽しみました。当該図書館の設計初期段階で、スマート化した建設方式が計画され、メインシステムやネットの仕様、サービス端末などが構築されました。併せて、スマート分野のエンジニアによる創客空間やスマート教室、スマート閲覧空間などが開設されました。
 上海図書館は早い段階から、スマートシステム分野に力を入れており、2018年の始めにはリファレンスロボット「図小霊」がデビューし、2021年開館予定の上海図書館東館には、スマート技術が豊富に盛り込まれています。上海図書館は現在、第3世代図書館サービスのプラットホームを開発中で、FOLIOをベースにした多重化機能やデータおよびアルゴリズムの共有が行なえる、スマート技術を標準化する環境を整備しています。

出典:http://www.ce.cn/culture/gd/202101/13/t20210113_36217003.shtml