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中国図書館だより
国家図書館「中国古書資源庫」にある10万点の古書を登録なしでアクセス可能

  2021年11月30日、中国国家図書館は「中国古書資源庫」を通し、各種古書の文献を累計で10万点余り公表したことを伝えました。その中には、図書館所蔵の善本古書、一般古書、甲骨文、敦煌文献、碑文拓本、西夏文献、超城金蔵、地方誌、家系図、年画、古い写真などが含まれ、海外の資料など図書館以外から集めた資源もあり、読者は登録なしでそれら古書資源にアクセスすることが可能です。
 その一つでもある「デジタル古書」バンクは、デジタル化した映像やマイクロフィルム映像の形式で構築されており、国家図書館が所蔵する善本古書や一般古書を閲覧することができます。2016年9月28日からオンライン上で参照できる資料は増えてゆき、今では2万点余りの図書館所蔵の資料を見ることができます。「デジタル地方誌」バンクに収められている地方誌文献は中国特有の資料であり、国家図書館の特長的所蔵資料の一つと言え、現在所蔵する文献の量と質は高いレベルを保持しています。このデジタルバンクは、国家図書館が所蔵する地方誌文献を中心に構築されており、6,528種類に分類された地方誌が収められています。
 読者は国家図書館のホームページ(
http://www.nlc.cn/index.htm)から入り、読者クラウドポータルをクリックしてから「中国古書資源庫」を選択するとメイン検索画面ページに進めます。あるいは「特色資源」の「デジタル古書」から各種あるデジタルバンクを選択して閲覧することもできます。
 「中国古書資源庫」のメインページでは詳細検索が可能で、それぞれのデジタルバンクから検索することや、書名、著者、書籍コードなどより詳しい情報を使用して探すこともでき、検索後に出てくるテーマを選ぶと、当該資料の全文を閲覧することができます。参照したい資料の冊番をクリックすると、その資料の全冊と全文の映像が表示されるだけでなく、各ページには閲覧ツールが使えるようになっているため、ページの切り替えや拡大表示などの機能を使用しながら閲覧することができます。

(出典:2021年12月1日人民網)