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上海図書館が「大唐気象-上海図書館所蔵の唐碑善本展」を開催
上海図書館は上海市書家協会と共同で「大唐気象-上海図書館所蔵の唐碑善本展」を開催し、上海図書館第一展示場で11月1日から11月14日まで観覧することができます。
上海図書館は25万点の拓本を有しており、そのうちの3000点余りが善本です。非常に恵まれた所蔵館としての特長を生かし、今回の展覧会では60種ほどの唐碑の善本を展示し、上海図書館の至宝と呼ばれている「四欧宝笈」以外にも、多種ある宋の時代の拓本、孤本、希少初拓など「国宝」級の貴重な拓本資料が出展され、実際展示品の半分近くは、国家1および2級文物に指定されています。このほかにも、この展覧会では同一種ではあるものの異なる時期における拓本の善本を可能な限り展示し、学術研究のために参考となる資料を提供するつもりです。
今回の展覧会で選定した拓本は、宋ではなく明の時代のものであり、いわば清の初めごろのもので、唐碑の最も初期あるいは比較的早い時期の版本です。これらは、上海図書館が有する非常に高水準の唐碑の善本であるため、本展覧会の最大の特色および見どころと言えます。