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中国図書館だより
第二回中国-中央および東ヨーロッパ図書館連盟館長フォーラムが開催

 「図書館報」は、第二回中国-中央および東ヨーロッパ図書館連盟館長フォーラムが、2021年10月13日から14日まで開催され、「図書館は立ち向かう:図書館デザインの新たな手法」をテーマに、新型コロナウイルスの影響が残る中、今回はオンライン形式でディスカッションが行われたことを伝えました。 
 このフォーラムは、中国と中央および東ヨーロッパ図書館が緊密な連携を取りながら進められ、中華人民共和国文化・観光部の副部長である張旭氏、中華人民共和国駐北マケドニア共和国大使の張佐氏、国際図書館連盟(IFLA)主席のバーバラ・リズン氏、北マケドニア共和国文化部長のイレイナ・ストフォスカ氏、同国スコピエ市議会主席のリュビカ・ヤンセヴァ氏、同国「ブレイカ・ミラディノウィック」都市図書館館長のスザンナ・ダナイロヴァ氏がそれぞれあいさつを述べ会議が開幕しました。同フォーラムには、中国および東ヨーロッパ国家図書館連盟に属する59の成員図書館、さらに招待を受けた浙江省図書館、深セン市図書館、アモイ市図書館といった10の連盟に属さない図書館の代表者らが出席しました。
 中国文化・観光部の張旭部長は開幕式のあいさつの中で、図書館は歴史文化や人文精神を継承してゆくための重要な媒体であり、文化交流において極めて大切な役割を担っていることについて触れ、この面で中国および中央および東ヨーロッパの各国が協力しながら前進し続けることにより人類社会に光を与え、この先も互いに生気や活力をシェアし合いつつ持続可能な発展を遂げながら、文化活動に活気をもたらしてゆくことに期待感を表しました。
 国際図書館連盟(IFLA)のバーバラ・リズン主席は、中国-中央および東ヨーロッパ図書館連盟に59もの成員図書館が所属することは素晴らしいことであるとともに、2度の館長フォーラムは連盟にとって非常に大きなプロジェクトであり、連盟がこの先前進してゆくための重要なステップでもあることについて話しました。
 会議上、「中国-中央および東ヨーロッパ図書館連盟2022-2023行動計画」が正式に発表され、連盟の成員図書館はその2年にわたる期間の目標として、図書資源の共有、職員の相互訪問、多元的な文化交流、広報活動の推進などにおいて提携関係を深め、互いに協力しながら文化協力プロジェクトを展開してゆくことが確認されました。