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「浙江省文献情報資源シェアプラットフォーム」が正式に運用開始

 「図書館報」は、2021年10月14日、「浙江省文献情報シェアプラットフォーム」が正式に運用を開始したことを報じました。
 このプラットフォームは、読者が任意で訪れる浙江省内の図書館通し、省内全ての図書館サービスシステムから、図書資源やサービスを受けることができるようにする「一箇所で全省の図書資源を検索」できる、優れたサービスです。
 今のところ、読者に提供できるのは180万冊余りの電子図書、およそ3億部の電子季刊誌、各種のメディア資料137万点、学術資料11億7千万部余り(その中には学位、会議論文2245万編が含まれる)の資料データです。
 このプラットフォームにより、デジタル化された省内の古書資源や各地方特有の文献資料を閲覧する面で、非常に有用な研究を展開することができます。現在、それら地方文献などの資料はデジタル処理が施されてはいるもののまだその全てが公表されてはいませんが、このプラットフォームがこの先、浙江省歴史文献デジタル資源メインライブラリおよび同省における新たに組み込まれた地方資料というこの2分野のプラットフォームモデルとなることが期待されています。浙江省歴史文献デジタル資源メインライブラリは、省内全ての図書館が蔵書としている古書などの資料を主要データとしており、その中には古書、民国時代の文献、金石拓片そして経部、史部、子部、集部、叢書部などの文献が含まれ、これは省内全ての図書館蔵書をカバーする古書文献が集約されたものです。同省の新たに組み込まれた地方資料は、省内全ての図書館が蔵書としている地方資料が主要データとなっており、各地方の文献が余すところなくカバーされ、今のところ480部のデジタル化が済み公表されています。