2021年10月13-15日、2021コンペディティブ・インテリジェンス上海フォーラムが、上海図書館で開催されました。今回のフォーラムは、上海図書館(上海科学技術情報研究所)が主催し、上海市先端技術発展研究センター、上海市科学技術情報学会、「コンペディティブ・インテリジェンス」誌が共催で開いたもので、同テーマのフォーラムは2003年に始めて以来7度目の開催となります。このフォーラムは「無限に広がる先端科学とイノベーション新モデル」をテーマとした内容で、科学界、学術界、情報界が、いかにしてコンペディティブ・インテリジェンスの考え方を応用しながら世界中の科学技術を役立て、技術革新してゆくかを互いにディスカッションし、世界中のイノベーションに対応しつつ、さらに革命的なチャレンジをしてゆくことを目標に見据えた話し合いを展開してゆくものです。この討論会には、政府やハイエンドの科学研究機関、企業など200余りの組織が参加しており、コンペディティブ・インテリジェンス上海フォーラムが中国におけるコンペディティブ・インテリジェンス分野で最もグローバリゼーションを有するとともに、重要な専門的プラットフォームの一つとなっており、図書館情報においては「上海国際図書館フォーラム」と併せ、上海図書館(上海科学技術情報研究所)の2大ブランドとなりました。
写真1:上海図書館理事会議長の楼巍氏によるあいさつ
今回のフォーラムは、1つの主要な報告プログラム、2つのテーマフォーラム、さらに別の討論会やオフラインでの展覧会などのイベントで構成されており、上海WTO事務局コンサルタント・センター、ドイツ・フラウンホーファー協会政策・社会能力センター、科学部外国専門家サービス、中国科学院科学技術戦略コンサルタント研究院、フランス・パスツール研究所、コレージュ・ド・フランス、日本科学技術振興機構(JST)、復旦大学、中国科学技術大学、中国科学院分子植物科学卓越創新センター、中国石油集団国家高端智庫研究センター、アマゾン上海人工知能研究院(ASAIL)、寧波諾丁漢大学商学院、精華大学、創新系統公司Futures Diamondといった国内外の20近い情報および科学技術に関わる機関や企業の代表者らが招待され、最新の科学技術、イノベーションモデルやコンペディティブ・インテリジェンスについて話し合いました。
写真2:主要報告の様子
写真3:上海図書館(上海科学技術情報研究所)館長の陳超氏による閉幕のあいさつ
フォーラム期間中、上海図書館(上海科学技術情報研究所)、上海行業情報発展連盟、上海市科学技術情報学会、上海新興産業情報研究連盟が「2021年上海科学技術情報サービス広報ウィーク」イベントを共同で展開し、「ブロックチェーン技術およびその応用」をテーマに、10月12日から上海図書館コンテンツ大ホールで展覧会を6日間にわたり開催し、医療、農業、金融、交通、司法、製造業、エナジー・インターコネクションなど最新技術の7分野にわたるブロックチェーン技術の応用に関する情報の展示を行ないました。
写真4:「2021年上海科学技術情報サービス広報ウィーク」イベントの様子