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イタリア駐上海領事館代表団が上海図書館を訪問


 

 6月3日の午後、上海市人民対外友好協会副処長である林暁盈氏の案内により、イタリア駐上海総領事館文化処の馬義柏処長および文化処職員の娄麗詩氏が上海図書館を訪問し、上海図書館副館長である周徳明氏と国際交流処の沈麗雲処長が訪れたゲストらを出迎え、交流を図りました。

 今回の訪問は、イタリア駐上海総領事館がイタリア語の図書寄贈のために計画したもので、これら寄贈図書により上海図書館外国語図書の蔵書がより一層充実するため、周副館長は感謝の意を表し、馬義柏氏も上海図書館が快く応じたことに対し謝意を表明しました。

 上海図書館とイタリア図書館はこれまで長い間友好関係を保ってきましたが、2003年8月にミラノ市図書館と長期的な協力関係をスタートさせたのがきっかけです。今年4月23日に実施された「上海図書館の夜」ライブイベントの中で、ミラノ市図書館館長はVCRを通し、イタリアの小説家ジュゼッペ・カトゼーラの作品「3216」を中国の読者に向けて紹介しました。201611月には、イタリア駐上海総領事館文化処が、上海図書館で「遠方からの友人」中国・イタリア文化交流フォーラムを開催しました。今回の対談の中で、周副館長は徐家匯蔵書楼にイタリアの宣教師マテオ・リッチの著作があることに触れ、馬義柏氏に徐家匯蔵書楼の見学案内を申し入れました。

 同氏は周副館長の申し出に感謝を表すと共に、イタリアの著名な図書館代表者たちに対し、今年のSILF国際フォーラムや来年の上海図書館東館開館セレモニーへの参加を促したい意向を示し、今後上海図書館のインキュナブラ修復作業にイタリアの古書修復専門家によるサポートの提供を行なう考えがあることにも言及しました。最後に、上海図書館とイタリアの図書館が引き続きあらゆる面で連携し、交流の場を創出してゆくことで双方が合意しました。

 会談終了後、馬義柏氏ら一行は、上海図書館4階にある外国語書籍閲覧エリアを見学しました。