2020年6月20日、文化・観光部は「中華人民共和国文化・観光部2019年文化・観光発展統計官報」（以下「官報」）を正式に発表し、2019年の中国公共図書館建設における発展の全容が公表されました。

　2019年に、中国国内1,711の県（市および区）で図書館の本館または分館が建設されましたが、同年末までに3,196館の公共図書館が創設され、57,796名の職員が各図書館サービスに従事していました。そのうち高級幹部職員は6,966名で全体の12.1パーセント、中級幹部職員は18,540名で32.1パーセントを占めました。

　同年末までに中国全土の公共図書館が実際に使用している建築面積は1,699.99万平方メートルで、前年比で6.5パーセント増加し、図書の総蔵書量は11億1,781万冊で同比7.3パーセントの増加、電子図書は８億6,557万冊で7.0パーセントの増加、閲覧室座席数は119.07万席で6.6パーセントの増加、コンピューターは22.58万台でそのうち来館者が使用する閲覧端末は14.57台となり、それぞれ前年とほぼ同水準の数字となりました。

　中国国内における一人当たりの蔵書数は0.79冊で前年比0.05冊増加し、書籍購入費は1.68元（１元≒15.1円）で同比0.09元の減少となりました。

出典：https://www.mct.gov.cn/whzx/ggtz/202006/t20200620_872735.htm