中国図書館だより
中国における図書館アニメーションサービスが大好評
アニメーションはひとつの流行文化となり、多くの人の生活に影響を与え、アニメーション関連書籍のニーズを生み出した結果、中国国内に相次いでアニメーション図書館が設立されており、中国における図書館アニメーションサービスの需要はますます高まっています。
図書館建設というテーマから見ると、公共図書館、児童図書館、大学図書館という3つの多元化モデルに分けることができ、地理的な状況から分析すると、還渤海地域、長江デルタ地域、朱江デルタ地域および台湾地域などの経済的な発展が見られるエリアと、アニメーション産業の発展性との強い関係が見られます。さらに、各種図書館のサービス対象はそれぞれ異なるため、重点としている図書資源要素も異なります。
図書館におけるアニメーションサービスは、通常の図書館サービスと普及イベントの2つの面があり、通常のサービスには、流通サービスおよび情報サービスが含まれ、普及イベントには、講座、展覧会、対戦イベント、読書会(社会団体)やアニメデーなどが含まれます。東莞市アニメーション図書館や南京市アニメーション図書館には、アニメ産業展示エリアが設けられており、融合化した産業の需要が高まっている様子を垣間見ることができます。
出典:趙愛傑、呉純,中国図書館アニメーションサービスの構築における実践研究,「蘭台内外」、2020(5)