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中国図書館だより
厳格なウイルス対策実施の中、中国国内多数の図書館が開館再スタート

 

 中国国内のウイルス抑制対策実施により、情勢が次第に回復傾向にあるため、広東省、上海市、湖南省などに点在する図書館の多くが、厳重なウイルス対策を確実に実施するという前提のもと、徐々に図書館の開放を始めつつあります。

 厳格なウイルス抑制対策を求められているため、すでに開館を行なっている多くの図書館ではウイルス根絶のために、書籍類の消毒、換気の徹底、図書館エリアの部分的な開放、入館人数の制限、1.5メートル以上空けて座席に座るといった措置がとられており、読者の安全が図られています。

 入館に関する制限については、各図書館がそれぞれの状況に合わせて異なる措置をとっており、開館時間帯の調整や、入館予約制度の導入、健康状態の調査や身分証明証の検査などを実施しています。加えて、図書館の多くが新型コロナウイルス肺炎予防・抑制による閉館期間に生じた貸し出し期限切れ図書の「延滞金」を免除しました。

 同時に、多数の図書館は豊富なデジタル資源サービスを提供し続けています。

 

出典http://it.chinanews.com/cul/2020/03-24/9135345.shtml