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イタリア駐上海総領事が「徐家匯蔵書楼」を見学
2020年12月3日の午前、イタリア駐上海総領事館総領事であるミッシェル・チェッチ氏、テクノロジー参事官のロバート・パガーニ教授が、上海図書館の徐家匯蔵書楼を見学に訪れ、上海図書館副館長である周徳明氏および上海市友好欧米処、上海図書館国際交流処の関連職員らが同行しました。
見学に訪れたゲストらは、蔵書楼の長い歴史、豊富な言語数の蔵書およびバチカン図書館風デザインが施された大書室にひときわ大きな関心を示し、それらゲストのために特別に用意された「マテオ・リッチ全集」、「マテオ・リッチ箚記」、「東方見聞録(1949年版および1483年ラテン語版の2種類)」、イタリア語の「神曲」に対しても感嘆の声を禁じ得ない様子でした。
周徳明副館長は、イタリアにおける中国語学習者が徐家匯蔵書楼に訪れることや、蔵書楼をプラットホームとしてイタリアにおけるイベントを開催すること、とりわけスペイン語の古書修復技術専門職員同士の交流を図っていきたい旨をミッシェル・チェッチ総領事に伝えました。ミッシェル・チェッチ氏は、上海図書館の蔵書楼と初めてイタリア語学科を取り入れた曹楊第二中学が、赴任以来もっとも印象深い場所であることを述べ、蔵書楼は過去を、学生たちは未来をそれぞれ象徴しており、折しも知識は過去と未来の緊密な連携によりもたらされる所産である、と語りました。