中国図書館だより
「長江デルタ公共図書館ネット貸出図書館サービス連盟」が設立
公共文化サービスの全面的なレベルアップを図るため、上海図書館、南京図書館、浙江省図書館、安徽省図書館は共同で、長江デルタ地域3省1市公共図書館「共通読書カード」の提案書を提出しました。2020年9月28日、「長江デルタ」地域に点在する関係図書館の職員らが、上海市楊浦区図書館に集まり、「長江デルタ公共図書館ネット貸出図書館サービス連盟」を合同で立ち上げました。
本連盟の目的は、全国民読書運動の推進と、本を愛でる社会を築くことにあり、図書館同士が互いに協力し合いながら業務における交流や研究を深め、公共文化の融合と発展を推し進めるねらいがあります。今回の連盟設立で共同署名したのは、楊浦区図書館、昆山図書館、呉江図書館(蘇州市)、揚州市図書館、六安市図書館、鄞州区図書館(寧波市)、武進図書館(常州市)、金陵図書館、江北新区図書館(南京市)など12の公共図書館です。
「長江デルタ」地域の文化的要素に共通点が多くありますが、それぞれの図書館における文化サービスには異なる特色があります。本連盟の設立をきっかけに、各図書館は連動しながら互いの益を図り、「支え合う力、融合するサービス、洗練された英知、開放的なシェア」を目指します。それと共に、美しい社会構築という市民の願いを満たす努力を払い、手の行き届いた文化サービスを実行してゆくことが期待されています。