米中の国交樹立40周年を記念するため、「太平洋を越えた交流と協力-上海記念:米中国交樹立40周年 訪問の旅」が、2019年7月6日にスタートしました。
1998年、当時の米国大統領だったクリントン氏が中国に訪問した際、上海図書館も見学しているため、上海図書館は今回の「訪問の旅」における人文の旅第2ステーションとなりました。上海図書館の陳超館長が訪れた来賓に上海図書館について手短に紹介した後、上海図書館の元理事長を務めた王鵬鳴氏が当時を回顧し、クリントン夫妻が上海図書館のコンテンツ大ホールで執り行なった「21世紀の中国を構築する」というテーマで行なわれた座談会について触れ、「この大ホールで、時の米大統領であったクリントン氏が台湾に対し“三不政策”について重ねて言明し、台湾の独立および“一中一台”つまり“二つの中国”、主権国家のみが参加できる国際的または地域の組織に台湾が参加することを支持しない意を示した」ことについて言及しました。上海図書館の元副館長である繆其浩氏も当時の様子を振り返り、まるであの貴重な歴史的瞬間となった時にタイムスリップしたようだ、と語りました。クリントン氏が上海図書館に訪れた時、同氏は上海図書館に毎日訪れる利用者数や貸出カードの発行数などについて詳細な点を訪ねており、図書館の建物面積が83,000平方メートルあることや、当時の最新技術を採用したコンピューターおよび通信システムはクリントン夫妻に強烈な印象を残しました。
今回のイベントは、東方網および上海市人民対外友好協会が共同で開催したもので、参加した10近い会社企業や他の参加者からは、このイベントを通して中国と米国双方および上海と友好都市間の交流や結びつきについての理解を深めることができた、という言葉が聞かれました。