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デンマーク、オーフス文化市長ら一行が上海図書館東館建設地に訪れる
2019年3月19日の午後、デンマークのオーフス市文化市長であるラビー・アサド・アマド氏、文化・市民サービス部マネージャーのキルステン・ジョルゲンセン氏およびDokk1館長のマリー・オエステルガード氏ら一行が、著名なデザイン企業であるSHL社と共に上海図書館東館の建設現場に視察に訪れ、館長の陳超氏、副館長の何毅氏および関係職員らが、デンマークからの代表団一行を温かく出迎えました。 オーフス市は、デンマーク第二の港湾都市で、最近DOKK1(オーフス市立図書館)が世界的に有名な文化的ランドマークとなりましたが、このDOKK1のデザイン企業がまさに上海図書館東館の設計を担当するSHL社であり、デンマークから訪れたゲストらも上海図書館東館がDOKK1の姉妹館となることを喜んでいます。そのため双方は、この両館の設計に関する話題を軸に今回の話し合いを深めました。 まずSHL社は、候補地の決定およびデザイン、外壁の材料や空間レイアウトに至るまでの上海図書館東館の中心的なコンセプト―インテリジェンス、イノベーション、包容力―をゲストらに紹介し、東館の壮大な建築プランへの感心と興味を高めました。 DOKK1の総面積が2.8万平方メートルであるのに対し、上海図書館東館の規模はその4倍余りに相当しますが、どのように管理と運営がなされるのかに関してや、この広大な空間を今後どのように利用してゆくかについての考察は行なわれたのか、さらに、どの分野の機関がこの図書館をサポートしてゆくのか、といった一つひとつの質問に対し、陳超館長が適切な返答を行ないました。返答内容として、上海図書館東館のデザインはまさに今後の進展と利用を鑑みて設計されており、フレキシブルなデザイン要素を多く盛り込んでいることや、すべての管理を担うのは人であるため、いかにして迅速に図書館職員の資質分野におけるレベルアップを図るかおよびふさわしい人的資源機関に関するテーマについては、今のところ上海図書館経営陣の思索すべき主要な案件となっていることなどについて説明しました。 DOKK1の館長であるマリー・オエステルガード氏は、上海図書館との連携や交流が今後さらに深まることに期待感を示すと共に、必要であれば東館建設や運営に関する提言を喜んで行ないたい、という意向を表明しました。 会談後、上海図書館の陳超館長と何毅副館長は、デンマークから訪れたゲストらを建設現場まで引率し、東館建設の現況を披露しました。 |