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米国ファミリーサーチが上海図書館を来訪
2019年11月21日、米国ファミリーサーチ(ユタ系図協会)アジア太平洋地域マネージャーのアン・ハリソン氏、アジア太平洋地域代表のスティーブ・ニクル氏、アジア地域系図マネージャーの区復恩氏ら3名が上海図書館を訪れ、上海図書館の周徳明副館長、取材・編集センター中国語部の徐玉花主任、歴史文献センターの顧燕氏および呉建偉氏がゲストらとの会談に参加しました。
ファミリーサーチは、世界中に存在する家族の系図ファイルを最も多く保存している組織であり、同協会と上海図書館は長い期間にわたり連携および協力関係を維持し続けてきました。過去においては「中国家系図総目録」の編さんプロジェクトに関わり、当該目録の編さんのサポート的な役割を負うと共に、資金面での支援の提供も行ない、目録の発表に貢献しました。
今回の会談では、ファミリーサーチと上海図書館の家系図資源における協力関係を軸にした話し合いを行ない、双方が相互に行なっている家系図目録作成プロジェクトや、デジタル化した家系図資源の取り交わし、家系図編さんシステムの共有、「1946年以降の中国家系図総目録」プロジェクトの提携といった項目のコンセンサスおよび目的を確認し合いました。これらの協力プロジェクトにおける協定に同意した後に両者は署名を行ない、今後相互間で図られる交流や連携が順調に進められることを互いに確かめ合いました。ファミリーサーチと上海図書館間の家系図資源の取り交わしは、既に常態化していますが、今回改めて協力関係を確認し合ったことにより、win-win(ウィンウィン)パートナーシップの強化や、有無相通ずる関係の構築に一段と力が加わることでしょう。
(顧燕)