中国図書館だより
上海図書館(上海科学技術情報研究所)がWIPOのTISC構築機関として選出される
上海図書館(上海科学技術情報研究所)はこのほど、世界知的所有権機関(WIPO)による中国国内で三番目となる技術・イノベーション支援センター(TISC)構築機関として選出されました。
TISCプロジェクトは、WIPOがプランを作成および実行し、該当するプロジェクト内容に基づき、国や地域、国際レベルの機関に対しTISC機構および関連するネットワークを構築し進展させるサポートを行ない、発展途上国への技術イノベーションを図るため、ニーズに合ったハイクオリティなサービスを提供します。
2019年9月、TISC専門家チームが上海図書館(上海科学技術情報研究所)に来訪し、リサーチ研究会議および実地調査を行なった結果、専門家チームは同図書館および研究所の特許情報サービスに関わる能力に対し極めて高い評価を与え、施設、資源、人材、情報研究、サービスキャパシティの面で中国におけるTISC機関としての実力と潜在能力を十分に発揮し得る、と判断しました。
上海図書館(上海科学技術情報研究所)は今回選出されたことを契機に、サービス能力の面で更なるレベルアップを図り、政府、大学、企業に質の高い技術やイノベーション支援を提供してゆきます。
出典:上海図書館(上海科学技術情報研究所)「コンペティティブ・インテリジェンス・マガジン」