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中国図書館だより
広東省・香港・マカオグレートベイエリア公共図書館連盟が設立

201911月5日、広州図書館や広東省立中山図書館、深セン図書館など合わせて12の公共図書館や文献機関が統合化し、広東省・香港・マカオグレートベイエリア連盟を共同でスタートさせ、「広東省・香港・マカオグレートベイエリア公共図書館連盟定義書」を併せて公布しました。

広東省・香港・マカオグレートベイエリア(以下、ベイエリア)には、12の中心的な都市の公共図書館が含まれており、それ以外の規模の異なる公共図書館が1,500以上あります。その一つである広東省立中山図書館は、ベイエリア最大級とも言える嶺南(広東省と広西壮族自治区)地域にまつわる豊富な文献を擁しており、広州市、深セン市、東莞市、仏山市などの都市部は、時代のトレンドとなっている「図書館城」の建設をけん引してきました。それと共に香港やマカオは、グローバル・パフォーマンスに最も秀でた公共図書館システムを有しているエリアと言えるでしょう。

 このベイエリア図書館連盟の設立には、ベイエリアの歴史文献、全国民読書、図書館の発展といった分野で交流や協力をより深め、優れた中華伝統文化を広めるために、嶺南地域の歴史文化の研究を推し進めるといった狙いがあります。当該連盟は、オープンな協力関係を体系化した組織で、自由、平等、互恵、オープンを原則とし、ベイエリアの図書館事業を一致団結して促進させ、同エリア内のその他の図書館や関連機関に対して引き続き開放的な運営を展開してゆく計画です。

 

出典http://gd.people.com.cn/n2/2019/1106/c123932-33510337.html