ホーム >> 中国図書館だより >> テキスト
中国図書館だより
図書館でのスマートフォンによるセルフフローサービス適用業務

 現在までのところ、情報技術の急速な発展に伴い、中国における図書館の図書流通モデルは新たな展開を迎えており、とりわけスマートフォンやタブレットといったモバイル端末上で図書の貸し借りを行なったり、ネットを介して書籍をセレクトおよび予約や転貸などのサービスを利用することが可能になりました。

 1、スマートフォン貸出サービス

   セルフ貸出アプリ(NFC通信可能なモバイル端末、書蝸APP、モバイル図書館、

スマート図書館APPなど)および微信(ウェイシン)アプリ、微信学生カードなどと閲覧者証明を紐づけすることにより、書籍をスマートフォンで貸し借りできるようになります。

 2、クレジット貸出サービス

   図書館クレジットサービスは「貸出デポジット」に関わるトラブルを解決し、貸出期限の超過による違約金や貸出閲覧数、リソースの使用、館内設備およびサービスの使用、読者イベントといった分野にも適用することができます。

 3、図書転貸サービス

   図書館内の書籍は、図書転貸システムを通し気軽に読者間で流通を行ない、図書館

に直接返却することなく転貸することができます。

 4、「ネットで借りて、家までお届け」サービス

   読者はモバイル端末から図書館サイトに訪れた後、図書館のネット貸出サービスあるいは微信やAlipay(アリペイ/支付宝)、芝麻信用(ジーマクレジット)の「貸出」機能を使い、オンラインの貸出サービスとオフラインのお届けサービスを利用することができます。

 5、書店の書籍貸出サービス

   最近、図書館と新華書店のコラボレーションによる「あなたが読みたい本を、わたしが買う」というサービスが展開されています。このサービスは、読者が書店で読みたい書籍を見つけた後、図書館に設置されている書店の書籍貸し出しシステムを利用し、無料でその書籍を借り、閲覧後は図書館に返却するという仕組みになっています。