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「珠玉の小説集―大英図書館所蔵の宝」英国作家原稿展が開幕

  2018年3月15日、上海図書館・大英図書館共同主催の「珠玉の小説集―大英図書館所蔵の宝」英国作家原稿展が、上海図書館で開幕しました。この展覧会は、中・英両国の文学作品を展示することにより、双方の文学作品に込められた思いや豊かな創作表現などを伝えるねらいがあります。展覧期間中、来館者は19および20世紀の著名な作家たち―シャーロット・ブロンテ、D.H.ローレンス、パーシー・ビッシュ・シェリー、T.S.エリオット、チャールズ・ディケンズら5名の英国作家たちが残した貴重な直筆原稿を閲覧することができます。

   開幕式では、中共上海市委員会宣伝部長の胡勁軍氏が、上海図書館と大英図書館が継続してオープンかつ協力的な理念を持ち、文化交流と協調関係をさらに進めてゆきたいと話し、人文交流の質とレベルを向上させ、読者に恩恵を行き渡らせるため、中・英両者のあらゆる文化交流を後押しし、恒久的かつ積極的な効果を生み出してゆきたい、と述べました。

  上海市文化メディア管理局の副局長である尼冰氏が、大英図書館首席運営官であるフィリップ・スポンス氏に、展覧会記念章を送り、二つの半円形で成っているこの記念章を、両館が各一つずつ受け取りました。これは上海図書館が今回の展覧会のため印章彫刻士に特別に制作依頼したもので、両館の協力による展覧会の成果および長い友情関係の証として準備されました。

  上海図書館の陳超館長、大英図書館首席運営官のフィリップ・スポンス氏、上海市作家協会の副主席である趙麗宏氏それぞれが挨拶を述べ、開幕式終了後には、中・英双方の開催者が中国国内外の来賓を引率し、展覧会を見学しました。

  展覧会に合わせ、上海図書館は貴重な文献を特別展示し、英国文学が上海で翻訳され広められていったことを伝えました。

  展覧会開催期間中、上海図書館は「英国文学作品翻訳コンテスト」、「英国文学の朗読による表敬コンテスト」、上海著名文化人による「『わたしと英国文学』へのメッセージ募集」など一連の催しやPR活動が行なわれます。こうしたイベントにより、展覧会と読者間の交流は深まり、展覧会への注目度は高まるでしょう。

  英国文学作品翻訳コンテスト広報サイト: http://beta.library.sh.cn/SHLibrary/newsinfo.aspx?id=487

  展覧会は、3月15日から4月15日の期間、上海図書館西門第二展示場(高安路からすぐ)で行なわれ、無料で閲覧できます。