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中国図書館だより
「2017年中国図書が海外図書館に与えた影響力調査報告」
  2017年8月下旬、「2017年中国図書が海外図書館に与えた影響力報告」が北京国際図書博覧会で発表されました。この報告は、中国の出版社から海外図書館へ送られた図書のカテゴリー数、海外図書館所蔵で最も人気のあるジャンル、海外図書館に置かれた最多図書、中国語版図書を最も多く所蔵している図書館などの分野を分析し、中国出版社開拓市場への情報として提供されます。
  報告によると、今年の7月までに中国全土の520の出版社が出版した29,608にわたるカテゴリーの中国図書が海外図書館の所蔵システムに収められており、中国の出版機関が国際的なブランド力を擁し、尚且つ学問の分野で世界的な影響力を持っていることが明らかになりました。さらに、中国の現代文学が海外図書館で最も優位な分野であり、海外の公共図書館が中国現代文学図書館の購入と所蔵における主要な顧客となっていることが分かりました。今年、海外図書館に最も所蔵された図書は、賈平凹著の「極花」でした。
  報告はさらに二つの主要ランキングを公表し、その一つは2015年から3年連続で海外図書館に影響力を及ぼしている出版社上位30社ランキング、もう一つはここ3年間でより多くの分野に及ぶ中国語図書を購入した海外図書館の上位ランキングで、シンガポール国家図書館が年平均一万以上の分野にわたる図書を購入したとして首位となりました。

 出典:http://culture.people.com.cn/n1/2017/0824/c172318-29493005.html