出典:外交部ホームページ(原文へのリンク先)
2017年9月7日、上海図書館はダーバン市図書館に向けた図書寄贈式典を、ダーバン市の政府庁舎で執り行ないました。この式典に、上海図書館の副館長である周徳明氏および上海図書館の代表者たち、ダーバン市政府関係者、ダーバン図書館責任者、ダーバン理工大学孔子学院の中国側校長である呉林氏および現地の関係者およそ100名が参加し、駐ダーバン総領事である王建州氏が参列と共にあいさつの言葉を述べました。
王総領事はあいさつの中で、上海図書館が2005年にダーバン市図書館に「上海ウィンドウ」コーナーを開設し、毎年ダーバン市図書館に数百冊の中国図書を寄贈し続けていることについて触れ、その活動を大いに評価しました。そして、中国政府は南アフリカにおける中国文化の「歩み」を積極的に推し進め支持することを表明しており、双方の図書館が長期にわたる友好と連携を維持することは、中国と南アフリカ両国の文化交流と協力関係の面で重要な要素であり大きな成果を生み出すと語りました。そして、上海図書館がダーバン市図書館に寄贈した多方面に及ぶ中国図書は、ダーバン市における多数の読者が中国に対する理解を深める重要な窓口となり、両国民の相互理解と友情を深める助けとなると述べました。今回のこの図書寄贈活動は、「BRICS首脳アモイ会議」と「南アフリカ文化遺産月間」にちょうど重なる非常に印象深いものとなりました。上海図書館とダーバン図書館が引き続き友好関係を維持そして強めてゆき、両国の人文交流と協調を推し進め、「相互理解」を築く努力を払い、そのために互いが貢献してゆくことを願います。
副館長の周徳明氏は、上海図書館を代表しダーバン図書館に優良図書「中国創世」シリーズを寄贈すると共に、上海図書館が近年実現化させた紙媒体図書資料を閲覧する伝統的なモデルから、ネットを介しスマートフォンユーザーが図書を閲覧できるモデルにシフトしている状況を説明し、ダーバン図書館関係者たちの興味を引きました。
ダーバン市政府とダーバン図書館の代表者は、上海図書館が長年ダーバン図書館に図書を寄贈していることに対し感謝の意を表明し、双方の協力関係をさらに強めてゆくことに期待を示しました。
寄贈式典終了後、王建州総領事は上海図書館の代表団らとダーバン市庁舎の芸術画廊や自然博物館を見学しました。