ホーム >> 中国図書館だより >> テキスト
中国図書館だより
CCTV、番組企画で「朗読ボックス」を設置―図書館と提携し読書ブーム引き起こしを狙う
  「朗読者」は、個人の成長、体験、家庭環境などを後世に伝わる優れた作品と結び付け、選び抜かれた美しい文章を用い、純真な感情を込めて文字の裏側にある価値を朗読するという中央電視台(CCTV)が企画する大型文化番組です。
  2017年1月下旬、「朗読ボックス」が朗読者の企画として設置されました。現在までに、北京、広州、杭州、上海、西安に設置されています。内部には録音機器が取り付けられており、朗読したい人は中に入って友達や自分に読み聞かせるつもりで自分の好きな文章を朗読することができます。設置場所には、各地の文化的ランドマークである図書館付近が選定されており、地元市民の間に朗読ブームを引き起こしています。
  初設置されたのは国家図書館の入り口で、その後、広州省立中山図書館、浙江省図書館、杭州図書館、上海図書館へと「漂流」していきました。どの都市でも数百人の行列ができています。ボックス内での朗読は録画されており、映像は北京のCCTVに送られ、朗読者の番組内で今後使われる予定です。