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上海図書館、「拓本善本の修復・再出版シリーズ」第1回発表会および図書寄贈式を開催
 
  9月7日、「拓本(石や金属に彫られた文字等を写し取った紙や布)の堪能―上海図書館所蔵拓本善本の修復・再出版シリーズ」第1回発表会および図書寄贈式が、上海図書館1階近代史文献コンテンツホールで開催されました。
  同修復・再出版事業は、上海図書館、国家図書館、台湾故宮博物院、国家博物館などが参加する中国伝統文化・名品普及プロジェクトで、上海図書館所属上海科学技術文献出版社など多数の出版社が共同出版するものです。
今回発表されたものの中には、中国国内の拓本としては希少で価値の高い版本である、以下の上海図書館所蔵拓本善本12種が含まれています。「南朝無名氏瘞鶴銘」、「北魏崔敬邕墓志銘」、「隋龍蔵寺碑」、「隋常醜奴墓志」、「隋董美人原石初拓本」、「欧陽詢虞恭公碑」、「唐張従申李玄靖碑」、「米芾章吉老墓志銘」、「黄庭堅青原山詩刻石(上下)」、「王献之、仇英洛神賦十三行軸図」、「顔真卿争座位貼」。今回の同シリーズ発表により、古書の保護再生や最新科学技術による文献原形再現の試みが成功し、読者に新しい版本を提供することができるようになったのです。