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中国図書館だより
VR観察網、バーチャルリアリティ図書館を開設 創業者向けに無料開放
  2016年7月12日、バーチャルリアリティ(VR)業界の風向計と称されるVR産業メディア・VR観察網は、3ヵ月間の準備期間を経てVR図書館を開設したと微信(We Chat)公式アカウントで発表しました。同図書館は、VR業務従事者に無料で開放されています。

  今年はVR元年と言われていますが、ほとんどの創業者にとってVRはまだなじみがないものであり、調べようとしてもインターネットで検索できる情報や自国語で読むことのできる外国の関連資料は少ないのが現状です。VR普及に伴い創業者および投資者多数のVR参入が見込まれる現在、それらの人々がVRの技術、業界、歴史に対する理解を深めることのできる学習の場が必要になっています。
  中国国内でいち早くVR産業に注目したバーティカルポータルの一つであるVR観察網は、VRの普及・宣伝に注力しています。専門情報の提供だけでなく、産業データ収集、国内外VR関連企業の動向調査、VR関連文献の整理など、大量の業界基礎資料の整理も行っており、同業者やVR業務従事者がVRを理解するための強固な基礎を打ち立てています。
  この度開設されたVR図書館には、VR観察網プロジェクトチームが3ヵ月に渡って収集した国内外のVR 関連の重要資料、調査報告、論文、報道などが収められています。しかし、現在一般に公開されている情報には不備も見られるため、VR観察網はさらに特別チームを組織し不備がある情報の考察、修正、補足を行いました。例えば、現在インターネットにはVRの歴史に関する情報が数多く出回っていますが、正しく記述されているものはほとんどありません。そのため特別チームは国内外の多数文献を調査し、6,000字を超えるVR 発展史を書き上げました。この資料は、VRの歴史を全面的に記述した今までで最もよく整理された資料だと評されています。
VR図書館は、VR観察網の微信(We Chat)公式アカウントで見ることができます。13に分かれたセクションに100以上の資料やレポートが収められているほか、VR関連企業約800社の分類情報があります。さらに、技術、垂直分野、投資などに関する計70万字以上の資料もあり、VRの歴史、技術、紹介、今後の動向に関する資料は基本的にすべてカバーされています。

 

記事来源:http://blog.sina.com.cn/s/blog_910421960102wp2o.html