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上海図書館、「羅氏蔵書」再収蔵で中西文化交流研究に関する文献資料が一層充実
 
  上海図書館は5月31日、スウェーデンの蔵書家ビョルン・ウェンダール氏からの寄贈文献の第1回寄贈分が収蔵されたことを受け、簡潔ながらも厳粛な「羅氏蔵書」収蔵式を徐家匯蔵書楼で行いました。今回寄贈された羅氏蔵書は即日から、2010年購入分と共に、上海図書館中西文化交流研究資料中心の蔵書として各分野の研究者向けに公開されています。
   辞書また参考書であるこれら文献は、ウェンダール氏の中国西洋文化交流研究に対する20年以上にも及ぶ継続的努力と人生の結集であり、それには欧州、米国、日本などの漢学者が中国西洋文化交流についてこの半世紀間に記した著作物も含まれています。中国西洋文化交流を明確にとりあげたこの専門文献は、学術的価値が高く、上海図書館中西文化交流研究資料中心の蔵書充実に寄与するものとなりました。
   上海図書館は2010年にも、1477年から1877年の期間に欧州の学者が10以上の言語で記した中国文化研究に関する重要な著作物を含む、西洋言語で書かれた漢学貴重文献1,551点をウェンダール氏から購入しています。同氏が2013年に病気のため亡くなった後、上海図書館は法律の定めに則りスウェーデンとの複雑な関連手続きを処理し、文献計5,000冊以上を上海図書館に収蔵する手はずを整えました。今後、それら文献が何回かに分けて上海図書館に運ばれることになっています。
   黄顕功上海図書館歴史文献中心主任の司会により行われ、周徳明同図書館副館長が話をした収蔵式には、復旦大学、同済大学、上海大学、上海師範大学、上海社会科学院宗教研究所などの代表者が出席しました。