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公開、共同開発、共有-上海図書館、一部デジタル所蔵資料をネットで無料公開
  情報化が進む昨今、図書館は知識、学習、交流の中心的役割を果たすようになっています。上海図書館は情報データ開発や交流・共有推進に注力しており、ばらばらなデータを整理統合することにより、知識提供サービスの利便性やスピードが向上するよう努力しています。この度、全民読書推進のための新たな措置として、世界図書・著作権デーに一部所蔵資料デジタルデータのオンライン無料公開を開始しました。
  上海図書館は長年、所蔵資料のデジタル化とデジタルデータの公開に力を入れてきました。すでに、系譜、中華民国関連図書、古書善本、昔のレコードなど同図書館の特色を成す所蔵資料のデジタル化がかなりの程度完了しています。4月23日からは、上海図書館所蔵資料デジタルデータ公開サイト(http://wrd2016.library.sh.cn)で、それらのデータを見ることができます。同サイトでは、系譜全文2,500点、上海古代傑作図画4点、古書善本および木版本50点、中華民国関連図書100点、昔のレコードの音声データ10点、オンライン動画講座30本、オンラインデジタル展示品20余点などがアップロードされています。
  上海図書館は今後も、新技術や利用者からの意見を取り入れつつ段階的に公開デジタルデータ数を増やし、高まる閲覧ニーズに答えるよう引き続き努力していきます。
  また、社会へのデータ公開、社会とのデータ共同開発および共有を通してサービス能力向上に努めるとともに、社会各界と密接に連携しながら近代公共文化サービス体系を構築することにより、社会、経済、文化の発展を支援していきます。