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中国図書館だより
読書マラソン―全民読書の新トレンド
  読書マラソンは国外で始まった読書イベントで、マラソンの「長時間」、「継続」、「達成感」という要素を読書に取り入れ、人々の読書に対する興味を引き出すことを趣旨としています。人気のある読書普及イベントの一つである読書マラソンは、中国国内で読書「リレー」ブームを引き起こすようになっています。
  北京:2016年の世界図書・著作権デーに「北京閲読季(国家新聞出版広電総局と北京市政府が主催する読書イベント)」組織委員会による「全城尚読(全北京市民による読書)」読書マラソンが、市内の書店、図書販売所、読書スペースなどで実施されました。実施された読書マラソン関連イベントは100以上に上り、今年最大の読書イベントとなりました。参加者は1万人を超えています。
  上海:上海読書マラソンでは、中国国内初のルールが採用されました。団体戦で、各人の一冊の読書制限時間は6時間、読書後に内容理解度をチェック、読書時間と理解度を総合して読書総時間を割り出し、総時間が最も短い団体が優勝というルールです。2016年10月に開催された上海秋季読書マラソンには、読書愛好家1000名が参加しました。
  広州:2016年11月末、「2016必読呢本(広州の書店)読書マラソン」が開催されました。競技方法は、制限時間内に本を一冊読んだ後テストを実施するというものです。制限時間は2時間で、読書時間が記録されます。参加者は読書後、本やノートを見ずに選択式問題100問に30分以内に回答しなければなりません。回答時間と点数が所定の公式により計算され、読書時間を加えて各参加者の競技時間が算定されました。
  読書マラソンという集団読書イベントの実施により、一層多くの読書愛好家が周囲の人々に読書の価値をアピールし読書を促すようになっています。