中国図書館だより
「市民が選ぶ図書50冊(2016年度)」調査が始まる
「市民が選ぶ図書50冊(2016年度)」調査が、11月10日から始まりました。これは、国家新聞出版広電総局の全民閲読活動組織協調弁公室が主催し、中国新聞出版伝媒集団有限公司が実施するものです。 調査方法は、メディア推薦、出版社自薦、出版図書調査、専門家審査などにより候補図書を選出した後インターネット投票を行うというもので、2017年春節前に結果が公表されます。対象図書は、2015年1月から2016年末の期間に出版された文化、文学、生活およびポピュラーサイエンス、児童の4分野に関する新書です。同調査実施にあたり広く市民の参加を促すため、大手および新興メディアや全民読書関連のサイトが積極的に活用され、微信(wechat)に同調査公式アカウントが開設されます。 今年で6回目の「市民が選ぶ図書50冊」調査は、全民読書運動における重要な活動の一つとなっており、回数を重ねる毎に読者やネットユーザーからの反応が大きくなっています。2010年に18万人だった投票参加者数(延べ人数)が2015年には3000万人に増えていることを見ると、この調査活動は社会からの大きな関心を集めていると言えるでしょう。 |