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図書館の未来―インターネットプラスを活用した生活
上海図書館、支付宝と提携し「2015上海情報消費国際博覧会」に出展
上海図書館、支付宝と提携し「2015上海情報消費国際博覧会」に出展
上海市信息服務業行業(情報サービス業界)協会と上海市軟件行業(ソフトウェア業界)協会は2015年7月15日-17日、上海市の経済信息化委員会と商務委員会の指導の下、「2015上海情報消費国際博覧会」を新国際展示センターで開催しました。
上海図書館は、支付宝(アリペイ/第三者保証電子決済サービス)の親会社である螞蟻金融服務集団(アント・フィナンシャル/アリババ集団のグループ会社)から招待され、同博覧会の「インターネットプラスと生活」展示エリアに設置されたアリババ集団の展示スペースに出展しました。展示内容は、支付宝と提携して実施したインターネットプラスや民生に関するサービスの成果や最新情報などです。上海市公共サービス機関で支付宝の市民サービスシステムと提携したのは上海図書館が初めてで、支付宝にとって上海図書館との提携は、各都市市民サービスシステムへ進出するためのモデルケースとなっています。 |
上海図書館は同博覧会で、「図書館の未来」というテーマの下、紙媒体の図書や支付宝オンライン読書サイトにおけるO2O(Online to Offline/オンラインの活動をオフラインの行動に活かす仕組み)などを展示し、複合型図書館としての同図書館を紹介しました。博覧会開催時には上海市経済信息化委員会委員長一行が見学に訪れたほか、アント・フィナンシャル中国東部地区大口顧客事業部門の鐘華斌経理と周徳明副館長の会談も行われています。会談では、鐘経理が、アリババグループが今後数年間に重視する文化・医療関連分野を説明して上海図書館との協力を強化したいと述べたのに対し、周副館長は新サービスをぜひ試したいと願っていると応え、ユーザー認証や信用情報の強化に関する双方の協力関係が基本的合意に達しました。 同展覧会では、合計3,000人以上が上海図書館展示スペースを訪れ、支付宝オンライン読書へのアクセス数は2,600件以上に達しました。上海図書館にとって今回の出展は、新たな読者の獲得や新サービス紹介の機会となったと同時に、今後同じように展覧会への出展により図書館サービスを紹介し新たな協力関係を構築する際の参考にできる経験となったのです。 |