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ロシア科学アカデミー社会科学情報研究所の代表団が上海図書館を訪問
  2015年5月5日、ロシア科学アカデミー社会科学情報研究所のビオワロフ所長代理一行3名が、上海外国語大学図書館の白暁梅館長に案内され上海図書館を訪問しました。一行を接待したのは、呉建中館長と、党政弁公室、歴史文献中心、国際交流処の職員です。
 
  ロシア科学アカデミー社会科学情報研究所は、社会および人文分野におけるロシア最大の科学情報センターで、特に人文分野の学術レベルは同国内最高です。同研究所には1918年に設立された附属図書館があります。しかし今年2月初旬に発生した大火事で、蔵書のうち200万冊が焼失し、300万冊が水浸しになりました。そのため同研究所は現在、国内外の図書館に復興援助を求めており、上海図書館にもデジタル資源共有、図書交換、文献修復などに関する援助や協力を求めています。しかし、援助や協力を要請するだけではありません。ビオワロフ所長代理は、両図書館間における蔵書共有など長期に渡るパートナーシップを構築する意向も明らかにし、同研究所図書館が所蔵するデジタル版の中国語文献やロシア移民文献などを上海図書館に提供したいと述べています。
  呉館長は、「火災に遭われ損失を受けられたことは残念でした、心中お察しします。上海図書館はできる限り支援したいと願っています。」と述べ、今後同研究所図書館と協力や交流を深める意向を明らかにしました。一行は会談後、呉館長の案内で友誼図書館、創・新空間、新技術体験センター、古書修復室、コンテンツホールなどを見学しました。