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中国図書館だより
2015年中国図書館年次総会学術会議が開催される
 2015年中国図書館年次総会学術会議が、12月16-17日に開催されました。これは今注目の話題が多数取り上げられた内容の充実した会議で、3,000名以上の出席者のなかには、国際図書館連盟会長、韓国図書館協会長、ドイツ図書館協会長などの重要な海外来賓がいます。また本会議では、今年の年次総会のテーマ「図書館-社会発展の原動力」についても活発に討議されました。
1.論文募集
業界専門家約100名の積極的で大々的な支援により、年次総会関連論文の募集が7月末で無事終了しました。今年の募集も従来と同じように注目を集め、論文1,309本(著者約2,000名)が寄せられました。そのうち10本が賞を受賞し閉会式で表彰されています。
2.ゲスト講演
中国図書館学会副理事長の呉建中上海図書館長による「未来から今を見る-図書館の今後10年(2015-2025年)」と題する講演が閉会式で行われ、各図書館員は図書館の現在と将来について深く考察するよう促されました。
3.論題別フォーラム
今年の年次総会のテーマに関連した重要な論題4件を話し合うフォーラムが、各会場に分かれて開催されました。これらの論題は現在業界が注目し推進しているもので、フォーラムが開催されたのは16日午後、17日午前、17日午後です。
4.サブ会場
今年のサブ会場は業界への更なる開放を目指して計画・設置されており、全体的な視点に立って注意深く組織された21会場が用意されました。
5.関連会議
本会議の前後に関連会議が開催されています。本会議前の12月14-15日には、広東省東莞図書館で「情報技術による図書館の社会化推進」と題する会議が、同省深圳図書館で「読書、都市、図書館」と題する会議が開催されたほか、本会議後の12月19-20日には、同省広州図書館で「公共スペースとしての公共図書館の建設および機能」と題する会議が開催されました。