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「第7回上海国際図書館フォーラム」が上海図書館で開催される

「転換期の図書館:新空間・新サービス・新体験」をテーマとする第7回上海国際図書館フォーラムが、2014年7月9日から11日に上海図書館で開催されました。中国各都市図書館の専門家や代表者、世界各国の上海ウィンドウ対外交流プロジェクト提携団体の代表者など、26の国や地域から代表者約400名が出席しました。
7月10日午前、葉汝強同図書館管理委員会主席の司会による開幕式が、同図書館ブリーフィングルームで開催されました。呉建中館長が同図書館代表として出席者を歓迎したほか、中国国家図書館の韓永進館長、文化部公共文化司の劉小琴氏、上海市共産党委員会宣伝部の陳東副部長も挨拶の言葉を述べています。
また開幕式では、国際図書館連盟(IFLA)のシニカ・シピライ主席とイングリッド・パルンタ前主席、上海社会科学院の王戦院長、カナダブリティッシュコロンビア大学図書館館長が基調講演を行いました。さらに、シンガポール国立図書館管理局副総裁兼公共図書館長の鄭愛清氏、上海図書館の周徳明副館長、モーリシャス共和国国立図書館のベリンダ・ラムノス館長、ルーマニア・コンスタンツァに所在するアンドレイ・サグナ大学のアウレル・パパリ学長、ポーランド・ポモージェ県グダニスクに所在するジョセフ・コンラッド公共図書館のパウェル・ブラウン館長、ロシア国立図書館のアンドン・リハマノ館長が講演を行いました。
同フォーラムには、21の国や地域から100件近い論文が寄せられ、その内71件が論文集に収録されました。組織委員会は論文集の中から48件を選出し、7月10日に行われた基調講演と大会報告、および7月11日に行われた特別交流会の中で取り上げています。同フォーラムでは、「転換期の図書館:新空間・新サービス・新体験」というテーマのもと、「 デジタル・ヒューマニティーズを取り入れた図書館の役割と挑戦」、「ビッグデータ時代における図書館のサービスと管理」、「ネットワーク社会における実体のある図書館の位置付けと発展」、「図書館のマルチサービスとコア競争力」、「総メディア時代における図書館員の技能要件と職業ビジョン」、「全民読書(デジタル読書推進)と図書館」の6つのサブテーマが設けられています。特に図書館のサービスモデル転換と革新に注意が向けられ、時代の変化に対応した科学的な発展が強調されました。同フォーラムは、国内外図書館専門家や学者などの出席者に、学習、交流、協力の場を提供しただけのものではありません。そこで幅広くかつ深く討論された事柄を通して、図書館が今後どのように発展すべきかに関する理論的な指針を知ることができるのです。