江西省は、2014年1月に「江西省公共図書館サービス規範」を施行しました。同規範は、同省初の公共図書館サービス規定です。
  同規範では、省・市・県立図書館にコンピュータを200台・80台・50台以上導入することや、毎年新刊をそれぞれ5万種（15万冊）・8000種（2万冊）・3000種（6000冊）以上入荷することが定められています。同規範は、少年児童用の分館またはサービス部門設置の義務付けなど、公共図書館のサービス施設や環境に関する共通要件を規定しています。図書館は公共施設であるため、図書館を改造したり図書貸出し以外の用途に用いたりすること、売却・賃貸することなどは禁止されました。図書館は、床面積が省立5万㎡・市立1万㎡・県立3000㎡以上、読書コーナーの面積が使用面積の40%以上でなければなりません。
  また、祝祭日や週末に公共図書館を一般開放することや、省・市・県立図書館の一般開放時間を、毎週70時間・60時間・56時間以上にすることも定められました。省・市・県設立の少年児童図書館の一般開放時間は、毎週40時間以上、祝祭日と学校の夏休み・冬休み期間が終日とされています。

情報源：2014年3月24日「南昌日報」
http://www.ncrbw.cn/html/2014-03/24/content_153716.htm?div=-1