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県立図書館に「上海」コーナー 中国の小説など360冊

  県立図書館(富山市茶屋町、伊東真館長)は25日、中国の上海図書館から寄贈された書籍360冊を集めた「上海の窓」コーナーを新設したhttp://www.lib.pref.toyama.jp/info/svInfoDtl.aspx?servno=345
「水滸伝」「西遊記」といった代表的な小説の中国語・英語版をはじめ、歴史書や思想書などを数多くそろえた。中国近代史や東洋医学、京劇などを解説する日本語の本もある。一部を除き、通常通り貸し出し、複写できる。コーナー開設を記念し中国関連の書籍を集めた展示も行った。
 上海図書館は中国の歴史や文化を紹介するため、海外の図書館に本を贈る事業を2002年から展開しており、日本への寄贈は大阪府、長崎県に次いで3番目。協定に基づき、県立図書館には16年までに計800冊が贈られる。
 コーナーの除幕式で「中国の社会や文化を県民の皆さんに理解してもらいたい」という上海図書館の呉建中館長のメッセージが紹介された。伊東館長と武隈県国際・日本海政策課長が「富山と中国の友好を深めるきっかけにしたい」とあいさつした。

——北日本新聞 30 社会・地域ニュース 2014年3月26日(水曜日)