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上海図書館寄贈360冊貸し出し 県立図書館にコーナー

  富山市の県立図書館は25日、中国の上海図書館から寄贈を受けた本360冊の貸し出しを始めた。2階に「上海の窓」と銘打ったコーナーを開設し「西遊記」などの伝奇やノーベル賞作家も莫言の作品など幅広いジャンルの本を並べた。
  上海図書館は、2002年から「上海の窓事業」として世界各国に中国の図書を寄贈している。昨年11月に県立図書館と協定を結び、3月までに約800冊の本を贈った。
  開設式では、上海図書館職員の李頴さんが「文学を通じて中国を深く理解してほしい」と呉建中館長のメッセージを読み上げ、伊東真県立図書館長が「富山と上海の交流の端緒にしたい」と感謝の言葉を述べた。関係者が「上海の窓」と刻まれたプレートを除幕した。
 1階閲覧室では4月20日まで寄贈書の一部と上海を紹介する図書を展示する。
——富山新聞 29 地域社会 2014年3月26日(水曜日)