ホーム >> ニュース >> テキスト
ニュース
上海ウィンドウがエスポー市で開設 ザグレブ市でも電子図書サービスが開始

一、上海ウィンドウがフィンランドのエスポー市で開設
 
  楊雄上海市長を団長とする上海政府代表団は、2013年8月25日から27までフィンランドのエスポー市を訪問しました。この訪問は上海の姉妹都市であるエスポー市からの招待に応じたものです。楊雄市長は滞在期間中、フィンランドのニーニスト大統領、ヴァバーヴオリ雇用経済相、キウル教育科学部長、ラスポー市のマッケイ市長などと個別に会見しました。また楊雄市長は上海市とエスポー市の教育協力関係を確認し、同済大学とアールト大学の間で締結された、キャンパスおよび革新起業的生態系の持続可能な建設協力に関する覚書に署名しています。その後、黄興駐フィンランド中国大使と共に上海ウィンドウ開設および図書寄贈式典へ出席しました。今回の上海ウィンドウ開設援助のため、上海図書館とエスポー市立図書館の間で協力関係が締結されており、8月初旬にはエスポー市立図書館最大の分館の一つであるタピオラ図書館へ507品目545冊の図書が上海図書館から寄贈されているのです。

 

       上海ウィンドウがエスポー市で開設 ザグレブ市でも電子図書サービスが開始                                           (写真は中華人民共和国外交部サイトより)

   上海図書館は、2002年から上海ウィンドウによる文化交流プロジェクトを計画し実施しています。このプロジェクトは、外国の図書所蔵機関へ図書を寄贈することにより、歴史ある中国文化、中国現代化の最新成果、上海の文化や都市の魅力を紹介しようというものです。すでに6大陸にまたがる61の国や地域の図書館106館で上海ウィンドウが開設されており、それらの図書館へ上海図書館から寄贈された図書は累計6万5千冊に達しました。

二、クロアチアのザグレブ市立図書館で上海ウィンドウ電子図書サービスが開始
  2013年9月2日午前9時30分、上海市の戴海波副書記長、李銘俊外事事務局主任、寿子琪科学技術委員会主任、湯志平都市農村建設交通委員会主任、胡勁軍文広局局長など一行10余人がクロアチアのザグレブ市立図書館を訪問しました。この訪問の目的は、上海図書館とザグレブ市立図書館が共催する上海ウィンドウ電子図書サービス発足式への参加です。ザグレブ側からは、ザグレブ市文化教育局のTedi Lusetic副局長、ザグレブ市立図書館のDavorka Bastic総館長、Ljiljana Sabljak分館館長など30余人が発足式に出席しました。

  発足式開催に先立ち、ザグレブ図書館長は両図書館の協力状況や好評だった金山農民画(上海の農民による民間芸術)展について略述しました。上海ウィンドウ電子図書サービス発足式が会議室で始まったのは10時です。ザグレブ側が式の司会を務め、図書館のDavorka Bastic総館長とLjiljana Sabljak分館館長はそれぞれスピーチで上海代表団を歓迎し、上海図書館による寄付や図書館員の業務など上海からの支持に対して謝意を表明しました。ザグレブ図書館から返礼として電子版「ザグレブの遺産」が贈られています。上海側からは胡勁軍文広局局長が式辞を述べました。局長はザグレブ市の支持や努力に感謝し、ザグレブの愛読家の方々が上海ウィンドウにより新しく実施される便利、迅速、高効率な電子図書サービスで新しい読書体験をされるよう希望していますと話しました。また中国とクロアチア相互の読書による文化理解、上海市とザグレブ市の友好提携関係や市民レベルの友情協力を促進し、中国・クロアチア文化交流に対して新しい形で貢献していきますとも語っています。

上海ウィンドウがエスポー市で開設 ザグレブ市でも電子図書サービスが開始

  その後、戴海波副書記長とザグレブ市文化教育局のTedi Lusetic副局長が共同で、両市図書館の電子図書サービスプロジェクトを起動しました。電子図書サービスが始まると、読者は画面をクリックするだけで読書できるようになり、ザグレブ市民からは好評をもって受け入れられています。