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中国図書館だより
上海の若いホワイトカラーが本に親しむため「反読書」を試みる

    1月20日午後、任正氏など3名の上海作家が上海図書館と上海図書館講座「80知友会」で読書の新しい試み,「反読書」を行いました。

    上海図書館の職員は記者に、いわゆる反読書とは、つまり20冊の古典文学の異端書について書かれた興味深い本です、と述べました。原稿の文章はカルテの報告、逮捕状、結婚相手募集の告知、など実用文体と今流行っているウェイボー、中国語チャットQQ、方言、淘宝体(ネット文体)で名著の形式を変換した後、「失われた時を求めて」、「変身」、「紅楼夢」、など20冊の名著を新しい文体に書き直します。読者は新しい形での読書の経験をすることができます。

    3名の「反読書」の作者はその場で、上海図書館講座「80知友会」の数十名の会員に、自分が新しく書き換えた古典名著を紹介し、聴衆にその場で一部分を朗読してもらいました。2名の男性会員はQQ体で「紅楼夢」の典型的な一部分を朗読し、会場の爆笑を誘いました。

    上海交通大学を卒業して3年になる陳さんは、現在貿易の仕事をしています。彼女はウェイボーで当日の活動を知り、「とても面白そう」だったので、さっそく大学の同級生を誘い、参加しました。現在はまだ「80知友会」の会員ではありませんが、機会があったらまた参加したいと思っています。

    上海図書館「80知友会」活動は、誕生以来大変なブームを呼び、若者に対して、礼儀、財テク、人生観、などの面での講座を開いており、非常に人気が高くなっています。現在「80知友会」の会員はすでに2000人を超え、さらにたくさんの若いホワイトカラーの人たちが参加し、自らを養いたいと思っています。