雲南省昆明市でこのほど、第2回北京大学・清華大学・南開大学・台湾新竹清華大学・雲南師範大学図書館館長フォーラムが開催されました。主催したのは雲南師範大学で、同大学図書館が共催しました

  同フォーラムでは「西南聯大（西南聯合大学）の旗印の下に行う文化伝承と戦略協力」というテーマに沿って、戦略協力連盟の締結や大学図書館発展の話し合いが行われました。また5大学図書館館長は、戦略協力枠組み協議に署名し戦略連盟協力宣言を発表しています。今後具体的なプロジェクト協力により、情報交流の促進や資源共有の実現を図ります。同時に対外開放型の協力機構も創設されており、連盟図書館と国外図書館の交流・協力や、東洋と西洋の文化コミュニケーションが一層深まるものと期待されています。台湾新竹清華大学は、雲南師範大学図書館との「友好協力枠組み協議」締結により正式に5大学図書館戦略連盟に加入することになりました。

  北京大学図書館館長は基調講演を行い、5大学図書館協力関係の即時実行を強調しました。具体的なプロジェクト実施により協力枠組み協議を実現することに加え、資源共有、サービス構築、人員育成などに努力することを提案しています。また、清華大学図書館館長は、図書館情報サービスモデル刷新の必要性に言及し、可視化された科学研究ネットワークや移動図書館など革新技術の利用により、読者がより早くより正確に必要な資料を見つけられるサービスを提供しなければならないと述べました。さらにその他3大学の図書館館長もそれぞれ講演を行いました。

   同フォーラムは2年ごとに開催され、5大学が交代で主催します。