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第六回「上海国際図書館フォーラム」が上海図書館で開催
スマートシティーと図書館サービスをテーマとする第六回「上海国際図書館フォーラム」(SILF6)が7月17日から7月19日まで上海図書館で開催されました。このフォーラムに米国、ロシア、英国、カナダ、ドイツ、ルーマニア、スロバキア、そしてフィンランド、エストニア、アイルランド、イタリア、ポーランド、さらに南アフリカ、クロアチア、モザンビーク、セルビア、シンガポール、スペインなど20カ国以上の国や地域から313名の代表者が出席しました。その中には中国各地の図書館の分野での専門家や代表、上海図書館「上海ウィンドウ」対外交流プロジェクトの国際協力機関、および米国、英国、カナダからの専門家と賓客も含まれています。 フォーラムの開幕式は7月18日午前、上海図書館講堂で行われ、開幕式は上海図書館理事会主席穆端氏が司会を行いました。上海図書館の呉建中館長が上海図書館を代表してあいさつを述べました。米国シモンズカレッジ名誉教授でありグローバルコネクティビティーと協力機構の理事長でもある陳劉欽智氏が国際図書館連盟主席イングリッド・パラン氏の祝辞を代わりに読み上げました。シンガポール国家図書館管理局CEO梁宝珠氏が全体を代表して会議のあいさつを述べました。 開幕式当日、中国国家図書館館長周和平氏、リブリ雑誌編集長イアン・M・ジョンソン氏、中国中欧国際工商学院院長朱暁明氏が基調報告を行い、米国オハイオ州立大学図書館館長キャロル・ピッツ・ディートリッヒ氏、中国盛大文学有限会社CEO侯小強氏、上海図書館副館長劉煒氏、米国シモンズカレッジ名誉教授陳劉欽智氏、米国ケント州立大学教授曾蕾氏とスロバキア国立科学図書館館長オルガ・ラウカバー氏がそれぞれ会議の報告を行いました。 |
本フォーラムは7月19日からそれぞれ特定のテーマで意見が交わされました。三つの会場では「科学研究を基盤とする図書館としてデジタルリーディング、デジタル資源の保存のため図書館スタッフの技能が必要とされる」、「図書館新システム、クラウドコンピューティングとモバイルアプリケーションのサポート、図書館技術サービスのグレードアップ、セマンティックテクノロジーの知識連携とリソースの整合」、「複合型図書館の管理と実績評価、マルチメディア時代実体図書館のコアバリューと能力」、というテーマのもとシンポジウムが行われました。 今回の「上海国際図書館フォーラム」の主な内容として、「変革と保守」を主題とした「館長フォーラムSILF2012」および「上海ウィンドウ開設十周年」をテーマとした「上海図書館『上海ウィンドウ』国際文化交流プロジェクト十周年記念シンポジウム」も同時に開催されました。 |