2011年はイタリアの中国文化年ですが、上海とミラノの友好都市提携32周年でもあります。5月25日から31日にかけて、「イタリア中国文化年・上海ウィーク」のイベントが太陽の光輝くミラノで開催されました。
このイベントに合わせて、上海図書館はミラノ・ソルマーニ図書館で、地方色を持つ金山農民画展を開催しました。金山農民画は歴史の浅い民間芸術で、現代造形芸術と農村の日常生活を結びつけるお手本となっています。農民画は構図が大胆で色彩は鮮やかです。それで誕生のその日から、国内外から幅広く称賛を受けてきました。このたびの上海ウィークのイベントで、上海図書館は優れた作品40点を選び出しましたが、これらは「水郷の風景」「田舎の労働」「生活百態」「民間風習」の四つのグループに分かれています。
展覧期間中、多くのミラノの見学者が、作品をじっくりと眺め、作品の前を立ち去ることができずにいました。とりわけこれらの作者が普通の農民だと知ると感嘆の声がやみませんでした。芸術は遠く離れた異なる文化背景の人々に、無言のうちにより一層の理解をあたえます。
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