21世紀図書館新論、英語版2003年11月
- 筆者: 呉建中
- 定価:50
- ISBN:28-
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社会の急速的な発展は、図書館の情報サービスに新しいチャレンジとチャンスをもたらしている。我々は、図書館と情報学が新しい転換期に直面することを意識した。しかし、社会環境がいかに変化しても、図書館の使命に変わらないものがある。「本は使用されるものである。全ての読者は本を有する。全ての本も読者を有する。読者の時間を節約する。図書館は、常に成長する有機体である。」それでは、情報処理が一種の方法に過ぎず、情報サービスこそ図書館の最終目的であるという簡単な真理をを教えてくれた。
社会の持続的な発展につれ、図書館の業務にも変化が現れ始める。図書館は、その社会機能を開拓しており、社会に益々緊密な関係を確立する。国と地域の発展において、図書館は、重要な役割を果たしている。図書館は、知識の生産、普及、共有とサービス価値チェーンに欠かせない一環になっている。
図書館職員という職業もサービス分野に限らず、研究分野へと拡大し始めた。今日の図書館職員は、受動的な情報提供者ではなく、情報専門家と知識のナビゲーターでもある。そして、彼らは、現代情報技術と技能を使用する先駆者であり、社会発展と情報管理、宣伝とサービスの最前線で働く。彼らは、社会各分野で情報の宣伝と普及を行い、情報のナビゲーターになるべきである。
本書の著者呉建中博士は、上海図書館の館長と国際図書館連合の執行委員会委員であり、中国ないし世界図書館業界における最も知名な学者の一人でもある。彼は、研究生涯において、重要な学術貢献をした。本書は、二つの部分からなる。第一部分は、呉建中博士の中文著作「21世紀図書館新論」を基本とする。当該著作は、1998年に初版された。著者は、本書を教科書とガイドとして、中国の図書館職員が図書館学関連の遅れている理論と理念を更新することを望んでいる。改訂後2003年に再販された。第二部分は、四つの章節からなり、東南アジア、中国と上海における図書館事業の発展をそれぞれ論じた。
本書は、2003年11月上海科学技術文献出版社に出版され、日本で日本語版もリリースされた。そして、本書は、台湾で繁体中文版も出版された。