出版物案内
20世紀万博と国際展覧局──万博情報書庫
- 筆者: Marcel Galopin 翻訳:銭培鑫
- 定価:45
- ISBN:28-
- 出版社:
- 内容の紹介:
150年以来、万博は、各国の人民に記憶されている。博覧会は、進歩の証明であり、建筑奇跡の源であり、各民族の平和な競争、文化交流、賑やかなお祭り気分も連想される。しかし、総合的な博覧会及び専門的な博覧会がもっと広い意味の「万博」運動に属することを知る人は少ない。この運動は、1928年から国際外交公約に管轄され、国際展覧局の指導と監督を受けている。
人々は、博覧会の展示効果を感じしやすく、これらの非凡な事件を紹介する著作は、それほど多くない。本書の著者は、博覧会の業務に関与する有利な条件を利用し、はっきりとする観察者の目で、豊富な文献資料(その殆どが初公開)と確実な経験、自らの体験を語る。彼は、国際展覧局がいかに法律と外交、条例と活力を両方とも配慮し、そのバランスと両立を努めることを紹介した。彼は、現代社会が展覧会の使命を変化させてから、博覧会の理念と表現形式の変化歴史を回想した。著者は、博覧会の素晴らしさを描いただけでなく、読者を万博という奇妙な劇場の裏側に案内し、恐るべき博覧会の組織問題、主催国と展示国との関係を紹介し、それぞれの動機と目標、重要な経済と財政要因、及び社会現象とする博覧会がもたらした影響を明らかにした。最後に、著者は、博覧会運動が直面している様々な脅威を回避しなかった。彼は、博覧会がいつまでも生き生きとする様々な要因を強調し、21世紀初期における万博の理想的な発展方向を示した。
著者のMarcel Galopinは、フランス国家行政学院に卒業し、高級行政官僚をつとめていた。彼は、1983年~1995年の間にフランスの国際展覧局駐在代表をつとめ、フランス展覧団総代表の身分で、北米、極東、ヨーロッパとオーストラリアなどに開催された万博に参加した。
本書の中国語版は、上海図書館上海科学技術情報研究所が出版する「万博情報書庫」シリーズの一つである。定価は45人民元。